またひとり、アイドルが脱いだ――。TBSの連続ドラマ「きらきら研修医」にナース役で出演した井村空美(25)。ホリプロのネットオーディション番組でグランプリに選ばれ、03年にデビューしたタレントだ。
その井村が初ヌードに挑戦している映画が「刺青 匂ひ月のごとく」(シアター・イメージフォーラムなどで6月27日公開)。原作は谷崎潤一郎の短編。井村が演じるのは、快活な姉とは対照的な物静かな性格の妹役だ。妹に嫉妬(しっと)した姉が、その美しい肌に傷をつけようとして、妹を謎の彫師の元へ送り込む。そして、その刺青によって妹に潜んでいた魔性が目覚めるというストーリーだ。
「地味な服装で、清楚な感じの井村が意を決して彫師の前で全裸になるシーンは必見です。整ったルックスの彼女の顔が墨を入れる際に苦痛でゆがむ。それが初めて男を知る瞬間を連想させ、ゾクゾクします」(映画批評家の前田有一氏)
さらに、カメラはうつぶせ状態の井村を肩からなめていく。ウエストからヒップにいたるラインはなだらかで、真っ白な肌は予想していた以上にきめ細かい。そのまま尻の割れ目に移ると「はい、ここまでよ」といわんばかりに別カットになり、ジラされるのだが……。
前出の前田有一氏がこう言う。
「心配は無用。肩口を彫るシーンがあって、再び上から80・58・80のナイスバディーを堪能できます。井村は天井からのびる帯ヒモに騎乗位の体勢でしがみつき、あえぎ続ける。その姿は演技とは思えません。臨場感タップリです」
最後のダンスシーンも注目だ。刺青を見せつけるようにはらりとドレスを脱ぎ捨て、ここでバストと乳輪、ふくよかなお尻が目前に現れる。さて、ヘアは拝めるか。
それにしても、初主演映画でここまで思い切ったことに拍手。今後の井村の活躍に期待したい。
(日刊ゲンダイ2009年5月27日掲載)
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